山々の木々が美しく華やかな季節になりましたがいかがお過ごしでしょうか。
さて芸術の秋、11月は小さなお子様へ芸術をお届けします。イベントは下記の通りです。
11月8日(水)10時半~11時40分
対象:くまとり町すこやかルーム 1歳児から2歳児 17組
場所:熊取図書館2階 ホール
講師:音作家かつふじたまこ
プロフィールはこちらです。https://hello-tsukineco.jimdofree.com/profile-1/
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本企画は発達にお悩みをお持ちのお子様を対象としたWSとなります。日用品オーケストラワークショップは2回目の開催となりますが今年は昨年より1歳児が多いということを踏まえご家族様も参加して楽しめる内容でご用意しております。
日用品オーケストラWSの最大の魅力は『音』を『共通の記号』として参加する皆様と共有できることです。今回は音楽の知識が無くても共有できる身近な『音』をベースに「音楽と記号」さらには「言語」へと働きかけ芸術と療育の有効性について多角的なアプローチを実践してまいります。(「言語」とは今回は1歳児における『発語』です。)
『芸術作品はその時代を示す記号である』
例えばクラシックでは作曲家が言おうとしたこと、彼たちが音楽の上でおいた気持ちは全て楽譜(テキスト)の中におさめられています。その解釈を委ねられているのが芸術家であり多くの知識を時代に合わせてつないできました。そして楽譜には無数の記号がちりばめられておりその記号によりわたしたちはその世界観を共有することができます。おとのもりでは【全ての人へ開かれた芸術】を実現するために皆様と共有できる『芸術の記号』を【芸術の社会資源】と位置づけております。それは演奏家であり音であり知識であり、時代を重ねてきたからこそ現代の様々な可能性を見出すことができる、そのような希望を抱いています。
私たちは誰もが生まれてからずっと尊い存在であり、それぞれが持って生まれた良さを社会で生かすことができます。そのことをひとりひとりがしっかりと受け止め、互いに認め合い、それぞれの良さを生かしながら、安心して暮らせる環境をみんなでつくる、その継続の先には『誰もが輝き笑顔溢れる世界』の実現があります。そのためにおとのもりではインクルーシブ教育の重要性をお伝えするWSや創造性を高める学習環境デザインを用いた教室運営を日々行っています。